不妊治療をしていると、みんなが当たり前に使っている不妊治療界隈の用語がありますよね。
今回は【体外受精】【顕微授精】をした時によく使われる”ET”と”BT”という数字の数え方の意味や違いについてまとめていきます。
ETとBTとは
ETとBTという言葉をTwitterや不妊治療のブログを見ているとよく見かけますよね。
この2つは同じようで意味が違います。また、反対に使っていたり曖昧になってしまっている方も多いのではないでしょうか?
ETとは胚移植後の日数の数え方
- ETとは胚盤胞になる前の段階の胚(受精卵)の初期胚や分割胚の【胚移植】をした時の「移植した日からの数え方」用語です。
ふりかけ法や顕微授精どちらの方法でも、受精→day2日目、3日目などの胚盤胞になる前の分割胚の段階で移植した時(胚移植)にETと数えます。
移植した当日はカウントしませんので”ET0″となり、移植をした翌日が【ET1】となります。
「embryo transfer」(英語で胚移植という意味)の略で、採卵から2〜3日後の4〜8細胞期の分割胚を戻すこと。
BTとは胚盤胞移植後の日数の数え方
- BTとは胚盤胞まで成長させた【胚盤胞移植】をした時の「移植した日からの数え方」の用語です。
ふりかけ法や顕微授精どちらの方法でも、胚盤胞まで成長した段階で移植した時(胚移植)にBTと数えます。
移植した当日はカウントしませんので”BT0″となり、移植をした翌日が【BT1】となります。
「blastocyst transfer」(英語で胚盤胞移植という意味)の略でBTと呼ばれ、採卵5〜6日後まで育てた着床時期の胚盤胞を戻すこと。
- ET5は胚移植をした当日を0と数えてして5日目を表すことになります。
- BT3は胚盤胞を移植した当日を0と数えて3日めを表すことになります。
ET、BTは通常では医師が使用する言葉なので、皆さんはあまり覚えなくても問題はありません。
不妊治療のブログを見たり、Twitterで情報を得る場合には必ずと言っていいほど使われる言葉なので覚えておくとスムーズな情報検索ができます。
→ETでの着床時期はいつ?
→BTでの着床時期はいつ?
→D1とかで使われている『D』ってどういう意味?
ETとBTとは
ETとBTとは