不妊治療をしていると、どのクリニックでも必ずと言っていいほど行うのが【卵胞チェック】です。
人工授精(AIH)や体外受精、顕微授精などにおいて欠かせないステップです。今回は卵胞チェックについて、生理何日目で行うのか?どんなやり方で行うのか?
卵胞チェックに関する様々な疑問を調査!
卵胞チェックとは
超音波エコー検査で卵胞の成長を調べて、排卵日を予測します。卵胞チェックとはその名の通り、卵胞の成長度合い”卵胞の大きさ”を計測する事で排卵日がほぼ正確にわかります。
通院中の不妊治療クリニックや産婦人科で行い、エコーでの内診と採血での数値で判断します。
卵胞チェックをする理由(わかること)
- タイミング法や人工授精では排卵日の予測
- 体外受精や顕微授精では採卵のタイミングを測ります
- 卵胞の数
- おおよその排卵日時
卵胞チェックではわからないこと
- 卵子の質
- 卵胞の中に卵子が入っているか(空砲か否か)
→排卵するタイミングでの卵胞の大きさはどれぐらい?
卵胞チェックはいつ行うの?
卵胞チェックは個人の生理周期などによって変わります。排卵が近づいてきた
正常な生理周期の場合は生理開始日を1日目(D1といいます)としてD10~12に行われます。
卵胞チェックのやり方
【卵胞が育っているかを調べる検査】
卵胞ホルモン(E2),黄体ホルモン(P4),LH(黄体化ホルモン)検査,エコーetc
主に卵胞の大きさは採血でのE2,P4などの数値による判断、内診によるエコー検査があります。子宮内にエコーを挿入し卵胞の状態をチェックします。所要時間は約2〜3分程度です。
エコーは痛いの!?痛い時の対処方法
内診エコーは個人差もありますが、痛みを感じる人は少ないでしょう。ただし、その時の子宮の状態や個人の子宮の位置によって痛みの感じ具合も変わってくるようです。
実際に卵胞チェックをした人の中には、担当する医師との相性などもあり「◯◯医師では痛いけど◯◯医師は痛くない!」という意見も多いようです。
卵胞チェックのため内診エコーをして痛みを感じる場合は、我慢せずに「痛い」と伝えましょう。位置をずらすなどの調整をしてくれたり、優しく行ってくれたりと調整してくれます。
卵胞チェックの費用
卵胞チェックのみ行っているクリニックはほぼありませんのでご注意を。また卵胞チェックは保険適用されず自費診療となる場合も多い。(各病院による)
卵胞チェックの費用は約800円〜1,000円程度(保険適用の場合)、自費診療では2,500円〜8,000円ほど(各病院により費用は変わります)。
産婦人科でもできる?
産婦人科でも卵胞チェックは行っています。
ただし、なにも治療にかかっておらず「タイミング法の治療中や人工授精の治療中」ではなく自分でタイミングを取るための卵胞チェックのみは断られる場合がほとんどです。
費用について「よくあるケース」
・大学病院や産婦人科の場合は保険適用され、数百円程度で収まる場合が多い
・不妊治療専門クリニックでは検査内容によっては数百円、基本的には2,500円〜
卵胞チェックのまとめ
卵胞チェックはとてもドキドキしますよね。
自然周期でも、刺激周期でも、うまく卵胞は育っているのか?卵胞の大きさは何センチになっているだろうか?クロミッドやゴナールエフなどの薬や注射を使用した周期では卵胞の個数なども多く育っているのかな?と不安にもなりますよね。
疑問や悩み、不安は担当医師に聞き一つづつ解決していくことが不妊治療ストレスを溜めないことにも繋がります。